【blog】占出山

7月17日祇園祭り山鉾巡行 

今年の山1番が占出山でした。

占出山の巡行の順番が早い年は安産といわれます。安産帯を求めに来る人もいます。

この占出山を守る町内に悠久の風はあります。

祇園祭りの宵山辺りの夕方からは仕事で会社に寄るのに一苦労します。だんだん夜が更けてくると、目の前に会社を見ながら人ごみと鉾を眺める時間が増えます。

京都に住んで長い時間、祇園祭りというものは好きな時間だけお祭りを楽しむものでしたが、会社が占出山と密着するものになると、祇園祭りが生活の一部で入り込みます。

毎年はお手伝いのお願いが来るのですが、1度だけ半被を着て、占出山の売り子をしたことがあります。最初はわからなかったけれども、占出山が安産の神様であることを、そのとき知りました。

鯛を釣って大漁を祝う船に乗った神様の姿。平安の時代から時代を経て、今も人々の愛される祇園祭り。日本文化そのものだなと感じます。