「キャリア・カウンセリング とキャリア・コンサルティング って何が違うのですか? 」と質問されました。
2つの用語があるので、混乱します。回答は「ほぼ同じと思ってください。」
キャリア・カウンセリングより、キャリア・コンサルティングという表現を使うほうが「組織への働きかけも行うこと」を強調しているとも取れます。
国家資格は キャリア・コンサルティング技能士です。
私が使う時には、どちらの方が相手にとってわかりやすいか、受け入れやすいかを考えます。
カウンセリングというほうが個人と個人で対面するイメージがあるかなと思うので、企業の中で行う場合はキャリア・カウンセリングの表現を意識して使うようにはしています。
また、「カウンセリングとキャリア・カウンセリング(コンサルティング)は何が違うのですか?」の質問も受けます。
カウンセリングがメンタルヘルスカウンセリング(セラピー)を指して、質問されている場合には次のように私は言います。
「(メンタルヘルス)カウンセリングとは、自分にとってしんどいことがあって、そのしんどさをどうにかしたい時に受けるものです」
「キャリア・カウンセリング(コンサルティング)は、自分の仕事に対して、または自分の人生に対して、真剣に考えてみたいときに受けるカウンセリングです。」
就職活動や転職活動の際の受けたりもします。ただ、就職を決めるためだけにあるものでもありません。もっと広い範囲の生きがい、働き甲斐までを包括します。
一言で、説明するのは非常に難しいし、(メンタルヘルス)カウンセリングも、キャリア・カウンセリングも同じスキルを使う部分もあるのですが、カウンセリング目標が違います。
また、(メンタルヘルス)カウンセリングをした先にキャリア・カウンセリングをすることもありますし、その逆もあります。
両者に共通しているのは、日常の生活を送る、一人で考え事をしているだけでは得られない、気づき、生き方のヒントが 自分の身体から湧き上がってくることだと思います。