河合 新一 様
株式会社イムラ封筒 取締役 管理本部長 兼 東京事務管理部長
Q.1 弊社との取引を通して御社が変化したことを教えていただけますか?
A.1 直近2年は、イムラ封筒と悠久の風と一緒にメンタルヘルスのマニュアル作りに着手し、すでに使用を始めています。社員が何か気になることがあれば、まずはどれを見れば良いのかもわかるし、すぐに相談するという行動が取れるようになってきていると感じます。現場で職場の上司が一人悶々とすることが無くなり、一定の成果があったと思います。
また、私たち自身のメンタルヘルスに対しての重要度、認識はメンタルヘルス問題を定期的に検討することで変化しています。
自主的に部内で裁判事例勉強会を開催した際には、過失相殺というような難しい言葉も皆で学んでいます。何も対応せずにいるのではなく、少しでも早く、うつ状態に対応することが結局はその人のためにもなるし、会社のリスク管理になることだと思います。
人の命は何よりも大切ですから、気を使いすぎのところもあるかもしれませんが、気を使いすぎて良いのだと思っています。
Q.2 取締役 管理本部長 兼 東京事務管理部長 河合新一様のこれまでの経歴を教えていただけますか?
A.2 大学時代は岡山で過ごしました。岡山大学 法文学部です。学生時代はアーチェーリ部で主将をやらせてもらい、スポーツには打ち込みました。アルバイトで思い出に残っているのは、網戸の配送のアルバイトです。このアルバイトは所長1人事務員1人の営業所で、サッシ製品を取り扱っていました。主に既製品網戸や別製品網戸の販売と取付けを担当しましたが、別製品では所長に採寸と組み立て方法を教えてもらい、新築のお宅に訪問したりしました。手先が器用なのかすぐにマスターし網戸の張替えや、作成は任せてもらいました。少人数の事業所ではアルバイトにも仕事を任すという、組織の運営方法を垣間見ることができました。卒業後、網戸の張替えをしたことはないのですが、今でも網戸の張替えができる自信はあります。また、友人とは、大いに飲みまた遊び、若いからこそできる、充実した学生時代を過ごしました。興味あることはなんでも取り組んだ感があります。
イムラ封筒に入社したきっかけですが、当時の総務部長が大学のゼミに会社説明に来られ、「寄らば大樹の陰という言葉もありますが、貴方の人生はそれでいいですか?」と言われたのが、今でも印象に残っています。イムラ封筒がまだ、上場していなかった頃です。ゼミの先生と相談して、就職を決意しました。
入社して知らないことだらけでしたので、まずは何でもやってみようと思いました。何もかも面白いことだらけでした。今は、研修に徹するので当時とは違うのですが、その頃は新入社員研修の現場実習でも現場の要請があれば、補助的な仕事を任されることがありました。そんなときは戦力になっている実感があり働く躍動感を感じました。
異動は数ヶ月から数年で頻繁にあったものの、手取り足取り教えてくれる時代でもなく、何でも自分で吸収する必要があり、見本となる先輩社員の真似をしたこともあります。
仕事はまじめに取り組んだと思います。独身時代は就業後周りの人と一緒によく飲んでいました。飲みながら、若者同士の熱い組織論を議論していたのも覚えています。オン、オフはしっかりしていたのだと思います。
本社総務、工場総務係、営業業務、営業、企画室、封入事業所、秘書、を経て総務人事をしています。
Q.3 大切にしていることを教えていただけますか?
A.3 逃げずにまっすぐ正直に、何にでも向かい合うことだと思います。
全部自己責任なのです。だからこそ、よそみをせずに、真剣に向かい合いたいと思っていますし、その様に心がけています。
また、人とのつながりを重んじています。変化することが好きなので、大変ではありますが、新しいことを覚えることを楽しんでいました。何か指示があると、一歩踏み込んだ行動しようと心がけました。勿論、失敗したこともたくさんあります。それでも、それ以上に一生懸命答えようと努力し続けていました。
一生懸命、取り組んでいると、また多くの人が手を差し伸べてもくれます。心に残る優しい言葉もたくさんもらいました。
Q.4 イムラ封筒への思いを教えていただけますか?
A.4 37年間の会社生活で思っていることは「感謝」そのものです。
このような言葉が言えるのも、会社が私を育ててくれたからです。
言葉にするのは恥ずかしくて、なかなか言えませんが、今一緒に働いているスタッフにも「いつもありがとう」と心では思っています。
営業のとき、お客様の要望をしっかり理解し、その人が望んでいることを、期待以上に応えたいと思っていました。これは、私は先輩達からの教えで学んだことです。今でもイムラ封筒はこの教えをきちんと、受け継いで行っていると自負しています。こうした大切なことを受け継いで行く会社だとも思っています。
Q.5 今後について考えておられることを教えていただけますか?
A.5 何よりも皆の活躍を見守って行きたと考えています。そのためには社員一人ひとりが自律できる組織整備を促進させようと思っています。
社員一人ひとりが継続的に能力アップし、待ち姿勢から次は何をすればいいかを判断し行動できる自律した社員だらけになると嬉しいと思っています。