河野 佑宜 弁護士インタビュー

河野 佑宜 弁護士

こうの法律事務所

河野 佑宜 弁護士

1.弁護士への道のり
中学時代よりぼんやり、弁護士を意識し始め、高校の時法学部を目指すことに決めます。
大学を卒業し、弁護士試験を受検する際には、記念受検のような気持ちで受けました。
この頃はロースクールの時代ではなかったので、弁護士試験は落ちて当たり前という意識です。
そこからが本当の勉強の始まりです。自己との戦いともいえる時間が開始します。

2年目の受検のとき、不足は感じたものの淡い期待でトライ。2年目の結果が出たときほど、落ち込んだことはなかったです。
また、あの厳しい1年と向き合っていくのかと思うと、心底ガッカリしました。今までの人生の中での一番の辛かったことです。
しかし、そうも言っておられず、3度目のチャンレジ。ようやく手に入れた弁護士資格、実際の弁護士の業務に触れるのが司法修習のときです。依頼にきたクライアントが見る見る元気になり、弁護士は人を救うことが出来るのかと実感しました。

 

2.弁護士の役割
法的権利を主張します。
私は民事訴訟では弁護士の立場であれば、依頼者の言い分をもとに、法的に組み立てます。無理なことは無理とはっきりと伝えます。

企業法務では、裁判になったときの対応もありますが、企業における顧問弁護士の役割は、いろいろなリスク法律から見て考える予防法務が企業法務の重要な役割だと思っています。契約書一つとっても、いかに事前防止ができるような書面になっているかを考えます。顧問をしている会社の事業内容、また、相手方の企業、過去の裁判事例など、調べることも多く、エネルギーが必要な業務も多くありますがやりがいのある仕事です。

 

3.仕事をして働きがいを感じるとき
 事件が解決して、依頼者に喜んでもらえるときに仕事をして良かったと思います。思ったような結果にならないときもありますが、今までもめていたことが解決しますので、感情はすっきりしています。紛争から離れられるほっとした気持ちもあるかと思います。裁判では言いたいことを言えたわけです。その表情を見ているとあらためて弁護士の役割を感じます。

 弁護士になりたいと思った頃、目の前で見ていた弁護士の活動を今、自分が実際にすることができます。これからも多くの人の役に立つために邁進していくつもりです。

 

4.プロフィール
 昭和54年(1979年)生,京都市出身
 平成14年(2002年)立命館大学法学部卒業
             立命館大学大学院法学研究科進学
 平成16年(2004年)大学院修了
 平成17年(2005年)司法試験合格
             1年4か月の司法修習(旧60期,大阪修習)
 平成19年(2007年)京都弁護士会 弁護士登録
 平成19年9月     中隆志法律事務所勤務
 平成27年       こうの法律事務所開業

委員会等
 クレジット・サラ金被害救済センター運営委員会 副委員長
広報委員会 副委員長
修習委員会

弁護団等
 電話リース被害京都弁護団