『「職場役員」向け組合員への
価値提供を拡大するための 基礎研修』第二回
講師
田中春秋(たなか はるあき)
平成29年1月25日(水)9:00~18:00
大手 化学メーカにての研修
【講師プロフィール】
九州大学 教育学部 教育心理学科卒業。リクルート入 社企画部門、営業を経て、通信・コンピュータ(PHS ビジネス)、エンタテイメント、教育等の分野での新 規事業を立ち上げ、ダイエーグループへのコンサルテ ィング等を実施。また、キャリアセンター、キャリア カウンセラー養成事業を立ち上げる。
キャリアカウンセリング協会 設立し事務局長、キャリアカウンセラー養成トレーナー、を行う。厚 生労働省のキャリア関連の委員会 委員(キャリアコンサルタントの資質確保委員会他)を務める。 キャリア研修センターを立ち上げ、独立 。
【資格】
1級キャリアコンサルタント技能士 (国家資格)
【活動領域 】
キャリア・コンサルティング協議会 特任講師、キャリア・コンサルティング協議会 指導者養成研 修(厚生労働省委託)講師、キャリアカウンセリング協会 トレーナ 実技試験基準づくりワーキン グ委員 、試行的実務研修にかかる管理委員会(厚生労働省委託)委員 労働政策研究・研修機構 、 労働大学 職業指導(面談実技)研修講師 ビデオ学習教材開発委員会委員
【研修報告】
1 回目受講のあと、2 回目めがけて受講者の皆さまは課題に取り組みました。
実践課題の振り返りから始まります。1 回目の受講者が全員参加だと良かったのですが業務都合で欠席者がでました。また、2 回目だけの飛び入り参加もいます ので、2 回目研修の午前は内容がダブルの複雑な進行になります。
そこを田中講師がコーディネートして午前は進めていきます。
グループに分かれ、研修の間の課題をまとめていきます。人数がしっかりいるグ ループは課題結果がしっかり出ていますが、2 名だけのグループができてしま い、2 名の底力を出すしかありません。「こんなことなら、研修日までに業務を 何とか都合して参加しようと。呼びかけたらよかった。」との悲鳴にもなります が、必死に考えたおかげで、他のグループと同等に発表が進みます。
メンバーの強みを言葉にするのは、なんどか繰り返していくうちに、恥ずかしさ が慣れに変わっていきます。いう内容もだんだん板についてきます。人を認める 重要性に気づいてきたようです。
ケースワークの時間に突入です。
ケースワークは現実職場でおきそうな課題をどのように対応するかを学びます。
課題解決にはキャリア理論がうまく組み込まれます。あとはキャリアコンサ ルタントに求められる能力を企業バージョンにアレンジしてある内容です。 実際に働く人たちがキャリアの視点を持って勤務につくことが視点を広げ多く の貢献をすることを理解していくことになります。
受講者の皆さんの多彩な意見に対しても、質問に対しても講師は回答を展開していきます。
研修受講後、「チームに戻ると一体感が出せるか不安」「役割が決められているので、上限関係ではできないこともいっぱいある。」「自分が組織をかえられるのだろうか?」「波紋を広げられるのか?」本気で課題に向き合ったこその言葉が 出てきます。田中講師は わかったこと。気づいたことだけで終わるより、不安に思っていること、わからないことがあることが大事だと語ります。不安に思っ ていることを共有し、わからないことにぶつかっていくために、仲間がいて、組織があるのです。