令和5年3月18日、1級キャリアコンサルタント技能士の田崎慎子講師による勉強会・セミナー「面接スキルアップ会」がオンラインで開催されました。
今回は「思い込み」に対する対応が大きなテーマでした。講義では、クライエントの思い込みが、①本人、②環境、③キャリア観、の問題点につながることが多いことを学びしました。事例の中のクライエントが抱えている思い込みが何かを考えた上で、クライエント、キャリアコンサルタント、観察者、という役割に分かれて、ロールプレイングを行いました。私は観察者役で、メモを取りながら、関係づくり、主訴の確認・共有、面接目標と進め方、問題把握、振り返りと今後に向けて、の各段階がどうか第三者として観察することができました。
後半のロールプレイングは、1級試験を見据えて、指導者とキャリアコンサルタントとの指導面接を行いました。ここでは架空の事例ではなく、キャリアコンサルタント自身が抱えている事例を指導者へ相談する形となりました。そのため、2級取得者の自分にとっても、自分の課題を整理し、クセに気づく良い機会となりました。また、思い込みに対して抵抗があっても、それは当たり前で、軽く発言を繰り返すレベルから認知療法まで、対応の仕方にも段階的な使い分けの必要性があることが確認できました。
受講者の皆さま、田崎講師、おつかれさまでした。
筆者:土橋 強