職業能力開発促進法の改正(平成二十七年十月)により、事業主の努力義務として、労働者にキャリアコンサルティング機会を提供することが規定されるなど、キャリアコンサルティング普及の動きがめまぐるしくなっている。
一方で、企業経営者や人事担当者たちのキャリアコンサルティングに対する認識はまだまだ十分といえる段階ではない。
本書では、キャリアコンサルティングとは一体何なのかということはもちろん、なぜ今、企業内キャリアコンサルティングが必要なのか、企業経営にどのようなメリットがあるのか等についても、具体的事例をふんだんに交えながら、分かりやすく解説していく。
同時に、キャリアコンサルタントからみた企業人事政策のポイントも可能な限り盛り込んでいる。
本書を読めば、キャリアコンサルティングに対する疑問や導入にあたっての不安は払拭されるであろう。
組織の活性化に悩む経営者、人事担当者、さらには現場のリーダーの方々に是非手にとっていただきたい一冊である。
会社が生まれ変わる!キャリアコンルティングで組織改革